せいようたんぽぽ (西洋蒲公英) 

学名  Taraxacum officinale
日本名  セイヨウタンポポ
科名(日本名)  キク科
  日本語別名  
漢名  藥用蒲公英(ヤクヨウホコウエイ,yàoyòng púgōngyīng)
科名(漢名)  菊(キク,jú)科
  漢語別名  
英名  Common dandelion
2006/06/04 北海道大学

2023/05/04 神代植物公園 

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 タンポポ属 Taraxacum(蒲公英 púgōngyīng 屬)については、タンポポ属を見よ。

 日本在来のタンポポとの見分け方は、総苞の外片が反り返っていればセイヨウタンポポ、そうでなければ日本産。またタンポポは4-5月にさくが、セイヨウタンポポは一年中さく。
 学名の属名は、アラビア語の「苦い菜」tharakhchakon に由来するという。
 英名 dandelion は、フランス語の「ライオンの歯 dent de lion」の訛。葉の形から。ドイツ語の Löwenzahn も「ライオンの歯」。
 フランス名 pissenlit は「寝小便」、その利尿作用から。
 オランダ名 molsla は「モグラのレタス」。
 ヨーロッパ原産。
 自家受粉で結実し、閉鎖花も結実する。一頭花に約200個の種子がつく。発芽から開花までは3ヶ月。
 フランスでは蔬菜として栽培。結球するもの、葉が細裂するものなど、さまざまな品種がある。
 日本には明治初期に入ったらしく、明治末に札幌で確認。
 今では全国に帰化し、特に都市部では在来種のタンポポにほゞ取って代った。
 近年日本の都市部では、やはり外来のアカミタンポポ T. laevigatum のほうが優勢という。
 これは果実が赤く、総苞片の先に小さな角状突起がある。
 若葉は蔬菜として食用にし、根はコーヒーの代用にする。
 フランスには料理用のタンポポがあり、栽培する。 

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